こんにちは。
インテリアデザイナーの小林由梨奈です。
BTSのナムさんがGQの撮影で行ってた、小田原文化財団 江之浦測候所に行ってきました✨
私ナムさんの行ってるとこどこでも行きたくなるんですよねー🤗
ダイナミックなパノラマビューを借景に
威風堂々とした美しい建築が立ち並ぶ
特別な場所でした。
広大な自然の中にあるので、これ以上行っては行けないエリアが随所にあって
それを知らせるのがこんな置石なのも、かわいくて素敵でした。
急に「立入禁止」系のメッセージが目に飛び込むこともないので、世界観を損ねることなく、安心して美しさに浸ることができました😏
建築と作庭
小田原市江之浦地区は、急峻な箱根外輪山を背にして相模湾に望み、類いまれな景観を保持している貴重な自然遺産です。
この自然を借景(日本庭園において、庭外の風景を景観として利用すること)して、各建築は庭園と呼応するように配置されています。
地図には春分、秋分、夏至、冬至の日の出の刺す方角が示されていました。
たくさんの見どころがある中で、
相模湾の水平線に上る夏至の日の出ラインにつくられたギャラリー棟と
広大な竹林とみかん畑を見晴らす冬至の日の出ラインにつくられた冬至光遥拝隧道🌞
この2つの美しさがとくに印象深かったです。
ギャラリー棟
レセプションの待合棟の前の入り口から、嘘みたいに真っ直ぐに相模湾に向かって伸びるギャラリー棟。
入り口から相模湾まで一直線に見渡すことができます。
右の壁面は大谷石、左は全面ガラス張りで広大なピクチャーウインドウ
壁面には入り口から順に、カリブ海、リグリア海、スペリオール湖、ボーデン湖、エーゲ海、ティレニア海、日本海と、5つの海と2つの湖の写真
そして窓の向こうは太平洋
海とか湖とか温泉とか、水のたくさん溜まってる場所にすごく親しみと癒しを感じます。
ここはすごい癒しのスポット。
そして夏至の朝はこの先に、上る日の出が見れるんですね🌞
死ぬほどパワースポットすぎて生まれ変わってしまいそう笑!
しかもすべての季節の中で夏が一番好きなので、夏至のこの場所のエネルギーが私に与える影響やばそうです。
もし叶うならここで、夏至の日の出を見てみたいな。
その後みかん畑を下ったら、今度は鬱蒼とした竹林があらわれました。
それからもう少し歩いたら、鳥居が出てきてその向こうに
ちょうどギャラリー棟のある方向に、ギャラリー棟たぶんを斜めに貫いたオレンジ色の四角い何かが、、!
冬至光遥拝隧道
それがこの冬至光遥拝隧道でした。
ギャラリー棟の地下に、ちょうど冬至と夏至の日の出の角度と同じだけずらした角度で伸びるトンネル。
中に入ってみると、真っ暗かと思いきやちょうど中央あたりの天窓から差し込む光
南中すると、この水晶みたいなのに光が集まってまた違った景色になるのかな
ちなみにここで、ナムさん撮影してました。
かっこよすぎるやろ。
ナムさんここ来た日インスタに写真あげてくれてたけど、その日めちゃくちゃゲリラ豪雨だったんですよ。
この景色と、建築と、日本のゲリラ豪雨と受けてナムさんは何を感じたかな。
ワクワクして先端まで行って見たけど、あの置石で行き止まりでした。
と、いうことはこれ、ガラス貼ってないんですよね。
これは光だけでなく、吹き抜ける風すらもたぶん、建築の一部なんだと感じた。
借景。大自然を切り取った建築が好き
江之浦測候所には、春の終わりに訪れたMIHO美術館に通じる美学を感じました。
あと最近みたマインていう財閥ドラマに出てくる豪邸のロケ地にも通じるものを感じてた。
はちゃめちゃに素敵で、絶対どっかの大自然の中につくられた系の美術館だろうなと思ってたらやっぱり美術館でした。
ロッテの持ち物みたい。まじで財閥だった笑。
そして安藤忠雄建築です。
今度韓国行ったら行ってみよ😎
マインもおすすめです。
主役がたくさんいて、その中の1人の女優さんがめちゃくちゃかっこよかったです🤤
ちなみに主役が本当にたくさんいて笑
見るひとによって誰を主役にしてみるかでも話の入り方が変わってきそうな作品でした。
私は本当にこういう、大自然を切り取ったような壮大な美術館が好きです。
今日ブログを書いていて、「借景」という言葉を初めて知りました。
借景=庭外の風景を景観として利用する、日本庭園に息づく静かで強い美を、感じるからかもしれません。
あんまり人のいない頃を狙って、これからも探索していきます😏
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