こんにちは。
インテリアデザイナーの小林由梨奈です。

今日はオルセー美術館のレポートです🤗
去年ナムさんのパリ＆スイスvlogでみて行きたかった美術館。

パリで行きたい美術館

このvlogをみるまで私は、オルセーもルーヴルくらい何日もかけてまわるものだと思っていたので、パリに行っても訪れるのを諦めてました😂

けど、実際めちゃくちゃ広いし作品点数すごいけど、普通にみてまわるだけなら3,4時間で行けそうなことがわかったので、行ってきました😍

建物は、1900年のパリ万博開催に合わせて建設された鉄道駅舎兼ホテルを改築したもので、ユニークなデザインが随所に息づいています。

彫刻のデッサンをする少女

撮影できないエリアが１つもなかったので、いっぱい写真を撮りました。

１回で全部は振り返れないので、まずはあんまり人気がなかったけど個人的には強い感銘を受けたアールヌーヴォーの内装展示をご紹介します🤗

アレクサンドル・シャルパンティエの作品

1番インパクトの強かったのが、こちらのエイドリアン・ベナール (Adrien Benard, 1846 – 1912) のダイニングルーム。

内装を手掛けたのは、アレクサンドル・シャルパンティエ。

シャルパンティエは高級家具を専門に製作するアトリエ数か所を所有し、商業的にも成功を収めましたアール・ヌーヴォーの著名な彫刻家です。

1900年のパリ万博ではグランプリを獲得し、レジオン・ドーヌール・シュヴァリエ賞を受賞。こちらのダイニングルームは1900年-1901年にかけてつくられました。

陶芸家のアレクサンドル・ビゴとともにつくった空間らしいので、たぶんこの陶芸はアレクサンドル・ビゴによるもの。

壁と一体化した家具や、柱や廻縁、ディテールのデザインにいたるまで、一貫してたおやかな曲線に掘り出した木材でつくられており

アール・ヌーヴォーの有機美を極限まで表現しようとしているエネルギーを感じますね。

エミール・ガレの作品

エミール・ガレは、アール・ヌーヴォーを代表するフランスのガラス工芸家、陶器・家具のデザイナー、アートディレクター、工場経営者。

気品溢れる作品がおごそかに陳列されていました。

ルイ・マジョレルの作品

ルイ・マジョレルはフランスの家具デザイナー。

エミール・ガレと同じ、アール・ヌーヴォーのナンシー派を代表する作家。

ルネ・ビネの作品

パリ万博でコンコルド門を発表したパリの建築家、ルネ・ビネによるアール・ヌーヴォー家具の作品群。

寄木のパーケットタイルに濃いネイビーの壁面、家具のアクセントに優しいブルーグリーンとイエローグリーンを効かせた色合わせがとても好き💓

これはファッションでもやってみたいカラーコーデ🤗

2つのグリーンに、好きな薬草カクテルのシャルトリューズを感じた🌿

今の暮らしにマッチしそうなアール・ヌーヴォー家具たち

こちらは誰の作品かチェックしそびれたけど、これまでみたものに比べると華奢な曲線具合がマイルドで、少し重厚感もあって現代のモダンな住宅にもマッチしそうな家具。

それからこちらのコーナーは1つ1つの作品の芸術性もさることながら、ディスプレイが秀逸で❣️

四方のどの角度から見ても美しく、惚れ惚れしました☺️💓

直前の4連休にストライキしていたため、パリ市内もオルセーの中もめちゃくちゃな人混み。

にもかかわらずこんなに人のいないアール・ヌーヴォーコーナー🤣

たぶんいつ行っても空いてて見やすいので、家具や建築がお好きな方にはめちゃくちゃおすすめなスポットなのでした😍

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