古き美しきプロヴァンスの古城ホテル

こんにちは。
インテリアデザイナーの小林由梨奈です。

さて今回は、アテネの神殿ビューホテルに続いて、

プロヴァンスの素敵な古城ホテルをご紹介します^^

プロヴァンスへはスプリト(クロアチア)から飛ぶのですが、予約してた便が一昨日気まぐれに欠航になっててんやわんやしています🤗(でもなんとか代替便がとれたので、今のところ行けそう。)

「あなたの夢は?」と聞かれるたび、いつの頃からか「地中海あたりの街で、古城のリノベーションをしながら暮らす」と答えている私。

調べているうちに、私にとってプロヴァンスほど”Euphoria”な場所はほかにないのでは、思うようになりました💓


プロヴァンス 南フランスのゆたかな田園風景

天空にそびえる城の村 “ゴルド”
芸術の街”エクス・アン・プロヴァンス”
フランス最古の港町 “マルセイユ”
ラベンダーの村 “ソー”

南仏と呼ばれるエリアの中で、西側に位置するのがプロヴァンス。

海岸沿いに伸びる東側のコート・ダ・ジュールと異なり、海の村と陸の村が存在していて、様々な表情が楽しめます。

地中海文化圏に属し、交通の要衝だったこともあり、海を跨いだイタリアやスペインなどの文化も混ざり合って、多彩な魅力を持つエリアです。

私がプロヴァンスに行きたいと思ったのは、夏に「ファン・ゴッホ ー僕には世界がこう見えるー」 展で、ゴッホの描いたローヌ川の細波がだんだんと修道院の床になっていく映像をみたときに、すごく懐かしい気持ちがしたことがきっかけ。

それがゴッホの晩年過ごした、サン・レミ・ド・プロヴァンスのサン=ポール病院(現在は修道院)であることを知り、

とてもその場所を訪れてみたくなって、行くことにしました^^。

いろいろな村の風景写真を見ていて、行ったこともないのに不思議と親しみと懐かしさを感じるプロヴァンスの風景。

そんな中でも、私が一際ノスタルジーを感じたホテルを3つご紹介させていただきます^^

Airelles Gordes, La Bastide

Airelles Gordes, La Bastid

まずはゴルドのホテルから。

この丘の写真をみた瞬間、「これは私のいくところ」と直感的に思った街。

Airelles Gordes, La Bastideは、12世紀と16世紀の建物を30億円かけてリノベーションし、2016年にオープンした5つ星ホテル。

4,000点のアンティーク家具や小物を揃え、18世紀の城をテーマにつくられた内装は圧巻!

すべてが素晴らしい。

客室もレストランも、プールもテラスも見晴らしも、どこをとっても”美”が突き抜けてる。

私の思う”Euphoria”そのもので、ほかに言葉が出てこない感じ

宿泊者のレビューに「非日常を過ごしリフレッシュできた」と書いてあったけど

私この空間にいたらあまりに受け取るものが多くて疲れそう笑笑

あまりの”美”の暴力に、ずーっと感動しっぱなし🤗

たぶんすでに冬期休暇でシーズンオフなのか、空きがなかったので泊まることはできないけど、かならず行く場所と決めています💫


Hotel Château Des Alpilles

Hotel Château Des Alpilles

続いてこちらは、ゴッホのいた修道院のあるサン・レミ・ド・プロヴァンス。

Hotel Château Des Alpillesは、樹齢200年のプラタナス並木に佇む5つ星ホテル。

”シャトー”(フランス語で城)の名のとおり古城をリノベーションしたホテルで、オーナーのマダム・ロランは今も敷地内に暮らしているそう。

一代で5つ星ホテルまで昇華させるってすごいですね😲

客室のインテリアは極めて品のいいクラシカルで、まるでフランスマダムの個人邸に招かれたような雰囲気。

一方でバーの内装は、色、柄、スタイル、装飾ともに多彩でおもしろい。

チェスボードのように貼られた床タイルの上に、配置された紅いチェアがまるでチェスピースのように映え

コーラルピンクの壁にかけられた壁画のような(これはタペストリ?)装飾に、エッジィな框の効いたドア

そしてたっぷりのドレープカーテンと、アンティーク風の絨毯。

すべてのエレメントの主張が強いのに、どれも心地よさそう^^

ここも絶対滞在したいホテル。

この木陰で読書をしたり、日記を書いたり、

うたた寝してる自分を想像したら、前世の記憶が蘇る感じ。

前世おぼえてないけど。


La Mirande

La Mirande

こちらはアヴィニョン。

17、18、19世紀の様式が混在する館を、18世紀の館としてリノベーションした5つ星ホテル。

17〜19世紀というと、バロック、ロココ、新古典主義の変遷期で、ヨーロッパを起点にあらゆる建築様式の生まれた美しい時代。

新古典主義が台頭したのが18世紀中頃なので、ロココと新古典主義の折衷スタイルのような内装。

オークの床も当時のものを使っており、リノベーション時は材を入れるために一度解体し、同じ手順で貼り直したそう。釘、ガラス、スイッチ、取手などの細かな部材もすべて、18世紀の家で使われていたものを探してきて仕上げています。

コンセプトやテーマが「18世紀の館」なのではなくて、本物の18世紀の館ですね。

日本にはこのようにして建物を長く使う文化はない(町屋の一部を残してとかはあるけど、17世紀とかの古い建物では見たことない)ので、とても興味深いです。

ここは絶対泊まってみたい。

素敵なプロヴァンスのホテルを3つご紹介させていただきました。
いかがでしたでしょうか?

街ごとに異なる雰囲気があって、歴史ある建物につくり手の個性の生きた内装を抱えるホテルもどれも本当に素晴らしく

私はまだ行ってないのに、「必ずまたもう一度行きたい」という気持ちになっています😋

さて、次回はパリのホテルをご紹介しようと思います^^

たぶんそのあとすぐ出発するので、マルタやクロアチアのホテル紹介は間に合わなそう🤗

レポート記事でご紹介させていただきますね💫
お楽しみに♪


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プロフィール

インテリアデザイナー 小林由梨奈
Euphoria Design代表

京都市出身。鎌倉市在住。天秤座。O 型。
特技は 3 歳から続けているクラシックバレエ。 趣味は温泉、海外旅行、ホテルと美術館巡り、ドライブ、お酒、歌うこと、踊ること。読書、舞台・映画・ライブ観賞。同志社大学在学中、NHK 朝ドラなどに出演。その他映画出演や、情報番組の司会アシスタントを務める。 大学卒業後、一部上場企業に就職し上京。営業、アプリ開発ディレクション、商品企画、広報、社内外研修企画、 小学生向けキャリア教育プログラム企画・運営などの業務に携わる。2016年、イメージコンサルタント業務を開始。クライアントのイメージづくりやカラーセラピー講座をする中で、インテリアデザインに興味を持つ。町田ひろ子アカデミー在学中にインテリアコーディネーション業務を開始。卒業後、Euphoria Designを立ち上げ現在にいたる。

Instagram: @yur_in_a

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