こんにちは。
インテリアデザイナーの小林由梨奈です。
さて今回は、プロヴァンスの古城ホテルに続いて、
パリの素敵なホテルをご紹介します^^
パリは今回の旅の最後の目的地✈️
マルタから3時間弱、1万円くらいで移動できて、東京⇄京都間より気軽な感じ♪
これは出国前に書いているのですが、ヨーロッパについてしまうと毎日が目まぐるしく、なかなかアップする余裕が持てなくて。更新が遅くなってしまいました😢
さて、フランスのホテルには5つ星の上に「パラス」という称号があって、
ホテルの建物が歴史的建造物であること
という条件をまずクリアしていないととれない称号なので、だいたいが宮殿や貴族の邸宅とかをリノベーションした建物で、つくりがものすごく高貴で格調高く、繊細でゴージャス。
パリの街には、
シャングリ・ラ、マンダリン オリエンタル、パークハイアット、フォーシーズンズ、それから今年BTSテテも泊まってたペニンシュラ、、
などををふくむ、11軒の「パラス」ホテルがあります。
日本でも馴染みのあるこの辺りのラグジュアリホテル。
日本だと都心に新たに高層ビルを建てて、街を見下ろすシティビューを売りにしたようなものが多いですが
パリでは全部、元宮殿や貴族の邸宅です。
パラスクラスの名だたるラグジュアリホテルは、外観・内装のビジュアル面から接客・設備・アメニティなどのホスピタリティまで何もかもが当たり前に素晴らしいのですが、それはいろいろなところで紹介されているので
今回は、普通の星つきホテルで、比較的新しく、おもしろい過去を持つ建物をリノベーションしてつくられたホテルを3つご紹介させていただきます。
華やかなパリの街並み
パリはフランスの北部にある首都で、ルーブル美術館のある中心の1区から、エスカルゴの巻きのように時計回りに20区まで区分けされ、それぞれに異なる表情をしています。
1〜4区と8,9区はビジネス街。
ルーブル美術館やオペラ・ガルニエ、ノートルダム大聖堂、ヨーロッパ最大級の面積を誇る百貨店『ギャラリー・ラファイエット』や、インテリアやファッション雑貨店の並ぶトレンド発信地のマレなど、歴史的景観を土台にした都会的なムードを持つエリア。
5,6,7は学生街。オルセー美術館やパンテオン、芸術家の集った老舗カフェのそのまま残るサン・ジェルマン・デ・プレがあるのもこのエリア。テテが今年5月にこの辺りでよく写真撮ってたけど、本当によく似合ってた。若き芸術家の魂にフィットする空気感。
10〜15区は下町エリアで、最北の18区の小高い丘の上にはパリの街を見渡すサクレ・クール寺院があります。
パリは今年ナムとテテが行ってるのを見て、2人の見た景色を見たくて行くことに🐨🐯
行きたいところも、素敵なホテルもありすぎて、調べてるだけで酔いそうな気持ちですが笑
今回はサン・ジェルマン・デ・プレ、マレ、ルーブル美術館の近くから、それぞれ1つずつホテルをご紹介させていただきます^^✨
Relais Christine
まずは作家や画家の愛したセーヌ川左岸の街、サンジェルマン・デ・プレから。
17世紀の修道院を改修した5つ星のブティックホテル“Relais Christine”。
内装はかなりモダンにチェンジされていますが、庭園やレストランに修道院時代の面影を残します。
特に地下レストラン(5枚目)は当時の梁をそのまま生かしていて、内装材やファブリック、家具のデザインも他のエリアに比べてシックなムードが漂いますね。
修道院を改修したホテルは、厳かでしんとした特有の空気があって、好きです。
シチリアのタオルミナでも滞在したことがあります。
そこにもこのホテルと同じような方形の中庭があって、シンメトリーの美しい回廊に囲まれた誰もいない中庭の片隅で、モヒートを飲みながらこれからの人生について考えました。
回廊には、プロテスタント的に慎ましく古めかしく荘厳な棚が等間隔に配置されていて、なぜかそこにCHANELやPRADAやVUITTONなど、非常に大衆的なラグジュアリブランドの最新コレクションが少しずつ陳列されていました。
今思い出しても不思議なビジュアルの空間🤣
夢の中の場所みたいにちぐはぐしてて、可愛い💓
リゾート地だから需要とマッチはしてるけど、そこにあるもの同士の存在の意味のギャップがすご買った笑。
さて、話が飛びましたが、“Relais Christine”は客室のインテリアも素晴らしいです。
瀟洒ですね。
デザインとカラースキームのバリエーションがすごい。
そしてすべてが完璧に美しい。
やっぱりせっかく生まれてきたからには、こういうような人生にしたいです💫
色とりどりで、いろんな形があって、すべてが主張していながら、きちんと調和している。
こういうのが、私の目指すスタイル。
Hôtel Fabric
続いてこちらは、11区の4つ星ホテル、”Hôtel Fabric”。
名前のとおり、織物工場を改装したホテルで、本物の工場ならではのインダストリアルな空間に、ポップで自由なデザインの可愛らしいファブリックが散りばめられています💓✨
黒に近いダークブラウンを基調としていることもあって、映画「チャーリーとチョコレート工場」を彷彿するようなイメージ。おもちゃみたいですごく楽しそう🤗
客室には、天井吊りのカーテン、クッション、ソファ、ベッドスロー、ヘッドボード、(クロスもかな?)、、
と、使える限りのエレメントに多様な色柄素材のファブリックをこれでもかと投入し、コーディネーションを楽しんでいます✨
私の身長よりも背の高そうな、大袈裟なデザインのヘッドボードがすごく好き🤗
パブリックスペースには、ビタミンカラーの大きな糸巻き、天井を這う剥き出しの配管など、「織物」や「工場」から連想する装飾や家具、オブジェが💓
これは一度行ってこの空間に浸ってみたい感じですね😏
Hôtel La Tamise – Esprit de France
最後にパリの中心、1区にある4つ星ホテル”Hôtel La Tamise – Esprit de France”。
1840年代に私邸として建てられ、その後1878年にホテルに改修。
1900年代に入ってからは、マダム・グレ(オートクチュールデザイナー)のモデル達や70年代のスターモデル、ツイッギーらを定期的に迎え、モード界の社交場でもありました。
ルーブル美術館のすぐそばにあって、オルセー美術館やオペラ・ガルニエも徒歩圏内。すぐ向かいがチュイルリー公園で、窓からの緑の眺めも美しいです。
時代を超えて、芸術家が集いインスピレーションを交わしてきた場所。
そのエスプリを随所に感じる、洒脱な空間。
よく修繕されたステンドグラスや床材は建築当時のものをそのまま残し、アンティーク家具をアクセントにしたモダンなインテリアデザイン。
客室のファブリックは、ウール、ベルベット、ツイードなど異素材を美しく組み合わせ、全室がそれぞれ異なるカラースキーム。
宿泊するとき、どんな部屋になるかが楽しみになりますね^^。
豊かで洗練された静かな時間が、濃密にゆったりと流れそうです。
ユニークな趣きのあるなパリのホテルを3つご紹介させていただきました。
いかがでしたでしょうか?
出発前に旅程の国や街のいろいろなホテルを山ほどみてみましたが、やっぱりフランスのデザインは頭何個分か抜きん出てる美しさだなと感じました。
つくり手の思いをめちゃくちゃ感じで、ただ写真を鑑賞しているだけで頭のいろんな部分を使ってしまう感じ。
自然の美しさって、頭を何も使わなくさせるようなパワーがあるけど
人のつくった美しいものって、反対に頭をフル回転させられる気がします。
10年ぶりのパリ🇫🇷
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