クロスとファブリックの異素材ミックスバランス

こんにちは。インテリアデザイナーの小林由梨奈です。

先日ご紹介したベッドルームのプラン、サンプルを取り寄せて壁紙&シェードのファブリックを選んでいます^^

サンプルのお写真とともに、選び方のポイントをご紹介させていただきます。


ファンタジカルな野生みのある”Remedy Room”

お部屋のコンセプトはこちらでご紹介したとおり”Remedy Room” 🧚‍♂️

インテリアイメージは、”ファンタジカルな野生みのあるメディテレーニアンモダン”

まずお部屋全体の印象づくりに大きな役割を果たすアクセント壁を、少しワイルドなくらいの自然を感じるものにしたくて、木もしくはざらっとした石のような質感のあるものにしようと思っています。

黒い木っぽいクロス
グレージュのパルプみたいな素材感のクロス

すでにある家具がチーク無垢なので、新たに揃える家具の木の色も似た系統にしようとしていて、なのでチークが映える、もしくは馴染む色の空間にしようと考えています。

黒っぽいと、他の壁面の白いクロスとのコントラストも強く、特別な壁として引き立って、アートも映える。

グレージュだと空間にナチュラルに溶け込んで、暖かいムードのお部屋になりますね^^


クロスはブラック or グレージュ?

輸入クロス
国産クロス

全然値段違うから当たり前だけど、やっぱり輸入クロスでいきたい😏

輸入クロス/ベージュ系
輸入クロス/グレー〜ブラック系

ベージュだと右から2番目、黒だと1番右が第一候補✨


ファブリックはスウェードライク or 織物?

今のシェードが、デザインは気に入っているけれど、5年前なんのインテリアの知識もない時につくったので、寝室の南窓なのになぜか遮光性低め。しかもちょっと小さめ。笑

ローマンシェードと重ね付けしても、避け切れぬ陽射し☀️
寝てるだけで日焼けする部屋🤗

なので今回は遮光100%で、窓をたっぷり覆い尽くすサイズでつくります^^

スウェードライクファブリック
織物系ファブリック

ちなみに、東側の掃き出し窓には、ドイツ製のゴールド系の織物ファブリック(これは遮光100%)でつくったドレープカーテンと、太×細ストライプデザインの繊細だけどモダンな表情のシアーカーテンをつけていて

これは前の部屋から持ってきたとてもお気に入りのカーテンなので、そのまま使いたく、なので新たにつくるシェードのデザインは、このカーテンとのバランスも大切になってきます^^

このドレープカーテンの素材は、「織物系」の写真の下段真ん中のものに似ているけれど、あえて全く別の色・素材感にした方が楽しいから、たぶんそうすると思う。


クロス×ファブリックバランスの黄金比探し

サンプルを取り寄せてみて、いろいろ合わせてみました^^

黒木のクロス×グレージュ系スウェード
黒木のクロス×グレー系スウェード

黒木のクロスなら、暗めグレーのスウェードが良さそう。
クロスとファブリックの色みを合わせて、視覚的には窓の印象を押さえながら、素材感の違いで遊ぶ感じ^^

木もスウェードも(選んでいるクロス・ファブリックは人工ですが)もともとは天然の素材なので、期待どおり野生みのある空間にしてくれそう😏

マルチカラーのパルプクロス×スウェード
マルチカラーのパルプクロス×織物

グレージュベースのマルチカラーのパルプ風クロスなら、色は同系色のグレージュ〜ゴールドで選ぶのがよさそう^^

パルプだと織物がいっそう好きな気がします。
たぶん、こちらは逆にパルプ・織物ともに自然の素材を使って人の手で仕上げた材なので、調和する感じがするのかも^^

たぶん、ほぼほぼ「これがいい」って心の中で決まっているのですが、ヨーロッパに行くとまた新しいインスピレーションを受けそうなので😏

行って帰ってきてから決めよ💫

久しぶりのヨーロッパで楽しみすぎて、行きたいところありすぎていっぱいガイドブック買い込んだら、頭の中情報でパンクしそうになっています今。。笑


新案件はModernitionalな戸建ての新築プラン

新築の1軒家のプランニングのオファーをいただきました^^

LDKと寝室、玄関ホールの3つの空間のインテリアプランニングで、LDにはオーダー家具も2つ。

全体にはクラシカルモダンな印象でありながら、メイドインジャパンの「織物壁紙」を全面に使いたいというご要望💫

architectureartdesigns.com/

”日本の伝統技術の織物壁紙でつくる、クラシカルモダンな空間”

ということで、Modern × Traditional、そして和×洋を掛け合わせて昇華させた、Modernitionalでエクレクティックな、楽しい空間にしていきたいです😍

Modernitionalというと、思い出すのが2020年前後に生まれた京都の外資系ホテルたち。特にフォションホテル京都が、今回のご要望のイメージに近そう^^

フォションホテル京都のレストランラウンジ
フォションホテル京都の1階ロビー

京都の西陣織HOSOOのファブリックをふんだんに使った、独創的な空間。

Modern × Traditional、和×洋、さらに曲線×直線バランスも半々くらいで、モダン要素の強い京都の他の外資系ホテルに比べてエレガントさが際立ってるのが、特徴的だなと思っています。

またプランニング〜完成までのプロセスを、ご紹介させていただきますね^^

お楽しみに♪

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プロフィール

インテリアデザイナー 小林由梨奈
Euphoria Design代表

京都市出身。鎌倉市在住。天秤座。O 型。
特技は 3 歳から続けているクラシックバレエ。 趣味は温泉、海外旅行、ホテルと美術館巡り、ドライブ、お酒、歌うこと、踊ること。読書、舞台・映画・ライブ観賞。同志社大学在学中、NHK 朝ドラなどに出演。その他映画出演や、情報番組の司会アシスタントを務める。 大学卒業後、一部上場企業に就職し上京。営業、アプリ開発ディレクション、商品企画、広報、社内外研修企画、 小学生向けキャリア教育プログラム企画・運営などの業務に携わる。2016年、イメージコンサルタント業務を開始。クライアントのイメージづくりやカラーセラピー講座をする中で、インテリアデザインに興味を持つ。町田ひろ子アカデミー在学中にインテリアコーディネーション業務を開始。卒業後、Euphoria Designを立ち上げ現在にいたる。

Instagram: @yur_in_a

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