ゴッホのいた風景 サンレミドプロヴァンス

こんにちは。
インテリアデザイナーの小林由梨奈です。

旅レポ、スプリトの次に向かったのは

南仏、プロヴァンス🌿
緑豊かな田園風景と、地中海の港町の風景の両方の魅力を持つエリア。

その中から、いくつかの美しい街を巡る旅✨

アルピーユに向かう車の車窓から

水車とアンティークの街 リル=シュル=ラ=ソルグ

マルセイユ

行きたい村を周りやすそうなルートを画策し、プロヴァンスに3つくらいある空港のうち、マルセイユから入ることに。村巡りをしたあとで最後またマルセイユからマルタへ発つスケジュール。

直行便がなく謎にジュネーブとパリを経由して(笑)マルセイユにたどり着いてみたら、治安の悪そうなエリアの治安の悪さ具合が突き抜けていて🤣

蜷川みかとかビートたけしとかの映画に出てきそうな極彩色のド派手な内装の寿司レストランで、インパクト絶大な感じのモチーフの刺青を全身にゴリゴリ入れてる人たちが握ってくれたカリフォルニアやフィラデルフィア系のロール寿司を食べて😋

その後、予約していたお洒落な感じのアパートを訪ねてみたのですが、近くまで来ているはずなのに全然見つからず🤣🤣オーナーに連絡つかず笑。

付近の、すごいアングラな感じのバーのマスターとか、夜遊び中のギャルとか、窓から顔出してる住人とかに道を訪ねてみても誰にもわからず笑。(治安めちゃくちゃ悪い感じで暗くて怖いけど、みんなすごい親切💓)

疲れ果てて別のホテルをとって笑
翌朝アルピーユに向けて出発🚗

(最後にマルセイユにゆっくり滞在したのですが、もっとすごい治安の悪さと、逆に素晴らしい体験もしました笑。またマルセイユのレポートでご紹介しますね😎)

フォンテーヌ=ド=ヴォークリューズの美しい泉に癒されて

プロヴァンスに来た1番の目的の場所へ。



ゴッホの療養していたサン=ポール=ド=モゾール修道院

修道院の前で💓

今回の旅でプロヴァンスに行きたいと思ったのは、1冊の本に出会ったのがきっかけ。

一昨年の夏に世田谷美術館のライブラリでゴッホの半生を書いた本に出会ってから、急に彼に興味を持って

昨年の夏、武蔵野ミュージアムの『私には世界がこう見える』展で、彼の人生のストーリーが、色と音と映像をともなっていっそう鮮明に流れ込み

春から読み始めた原田マハさんの『たゆたえども沈まず』

日本にいる時はなかなか本を読む気持ちになれなかったのですが、(感情が激しく動くので、まとまった気力体力と時間が必要😋)ここに辿り着くまでに読み終えられてよかったです。

本当のことは本人にしかわからないし
本人にも分かっていなかったかもしれないけど

1人の画家の作品を、こんな風にその生きた人生や背景を想像しながら感じることができるのは、とても奥深い楽しみだし

本当によかったと思います🌳✨

たった数時間のフライトの間に読み終わる小説を、半年かけても読みきれないほど、余裕のない毎日を送ってたんだなということにも気づきました🤭

謎にジュネーブとパリを経由したので、ゆっくりとここに辿り着けたのもよかったかもしれないです。

ゴッホが1889年5月から1890年5月の間の1年間を過ごしたのが、サン=レミ=ド=プロヴァンスにあるサン=ポール=ド=モゾール修道院病院。

当時ゴッホは36歳で、今の私と同じ歳。

ゴッホが生活していた部屋は、当時のままに再現されていました。

ゴッホのいた部屋
ゴッホの部屋からの眺め

ゴッホはここで自分のアトリエを与えられ、『アイリス』、『刈り入れする人のいる麦畑』、『星降る夜』、『オリーブの林』など、約100点の絵画と150点の描画を描いたそう。

初めて訪れた場所なのに、デジャヴみたいな、どれも親しみのある景色だと感じたのは

目の前に広がる風景から、ゴッホの絵そのもののような空気や温度感を感じたからだと思います。

彼はこの修道院を出て、約2ヶ月後に亡くなりました。

最後の1年間に、ここで250もの作品をのこして。



死の町に映すプロジェクションマッピング 『カリエール・ド・ルミエール』

サン=レミ=ド=プロヴァンスから5kmほど進んだところにある街、Les Baux-de-Provence(レ・ボー=ド=プロヴァンス)。

アルピーユ山脈の中にある、壮大な景観を持つ岩だらけの街で、てっぺんに巨大な船のような形をした中世の城塞を頂いてる。

とくにこの上部の城塞跡は、「死の町」と呼ばれています。

城塞の廃墟は長い年月を経て浸食され、岩と同化しているそう。

廃墟跡までは立ち寄らなかったのですが、なんとなく想像のつく感じがします。

それだけ聞くととても不気味なのに、この『カリエール・ド・ルミエール』の中や周辺には、驚くほど観光客がたくさんいました笑。

ヨーロッパで有名な観光地みたいで、この後マルセイユでも、パリに行った時にも広告を見かけたくらい。

この日やっていたのは、ベネチアをテーマにした絵画のプロジェクションマッピング。

天然の採石場の石切場に投影される、壮大なスケールの鮮やかな絵画たち。

40分とけっこう長いストーリーの映像の中で、約2000枚もの絵画が、音楽とともに入れ替わり立ち代わり映し出されます。

本物の採石場跡のため中の温度は通年18℃ととても涼しい。

ちょうど、大谷石資料館でジャンフランコ・イアヌッツィの『ファン・ゴッホ ー僕には世界がこう見えるー』展をみているような感じ🤗

両方行ったことある方には壮大さが伝わるはず💓

お土産屋さんでロイヤルブルーがテーマのディスプレイコーナーみたいなのがあって

このネックレス一目惚れして購入しました😍

前からみたらゴールドなのに、側面からみたら真っ青な羊羹みたいな半透明の角柱

ロイヤルブルー×ゴールドの相性すごく好きです💙✨

1st▷ Vivid Winter
2nd▷ Vivid Spring

の方におすすめのカラーコーデ😏

次回はここ、アルピールで滞在した素敵なシャトーホテルのレポート✨

この中でご紹介していたホテルの1つです↓

お楽しみに😘💓

インテリアデザイン&コーディネーションのご依頼はこちらからお問い合わせくださいませ。

2つのランキングに参加しています。
クリックで応援いただけたら嬉しいです☆

にほんブログ村 インテリアブログ インテリアコーディネートへ
 

関連記事

プロフィール

インテリアデザイナー 小林由梨奈
Euphoria Design代表

京都市出身。鎌倉市在住。天秤座。O 型。
特技は 3 歳から続けているクラシックバレエ。 趣味は温泉、海外旅行、ホテルと美術館巡り、ドライブ、お酒、歌うこと、踊ること。読書、舞台・映画・ライブ観賞。同志社大学在学中、NHK 朝ドラなどに出演。その他映画出演や、情報番組の司会アシスタントを務める。 大学卒業後、一部上場企業に就職し上京。営業、アプリ開発ディレクション、商品企画、広報、社内外研修企画、 小学生向けキャリア教育プログラム企画・運営などの業務に携わる。2016年、イメージコンサルタント業務を開始。クライアントのイメージづくりやカラーセラピー講座をする中で、インテリアデザインに興味を持つ。町田ひろ子アカデミー在学中にインテリアコーディネーション業務を開始。卒業後、Euphoria Designを立ち上げ現在にいたる。

Instagram: @yur_in_a

最近の記事

おすすめ記事

PAGE TOP